まず数字を確認したい。国民民主党が直近の国政選挙で獲得した比例議席は、比例ブロック全体で前回選挙から大幅に増加した。報道各社の集計によると、比例代表の得票数は前回比で1.5倍から2倍近くに達したブロックもあり、特に都市部を中心に無党派層の票を大量に吸収した形跡がある。
これは単なる「政党支持率の上昇」では説明しきれない。選挙区では自民党候補や立憲民主党候補に票を入れながら、比例票だけ国民民主党に流すという「ねじれ投票」が各地で観測されている。実際のところ、ネット上では次のような声が数多く投稿された。
「選挙区は地元の候補で決めたけど、比例は国民民主に入れた」「政策で一番まともだと思ったから比例だけ国民民主」「ガソリン減税も社会保険料の見直しも、他党より具体的に言ってる」。いずれも、政党への全面委任ではなく、特定政策への期待感から比例票を投じた有権者のリアルな反応だ。