子育て世帯への現場インタビューやコミュニティの投稿を追跡すると、服を買いすぎたことによる弊害は単なる金銭的損失にとどまらない実態が浮かび上がります。
都内在住で3歳と1歳の子を育てる30代母親は、次のように当時の失敗談を打ち明けます。
「SNSで話題になった可愛いセットアップを色違いで揃えたり、セールのたびに『安いから』とカゴに入れたりしていました。ところが実際は、子ども自身が履き心地を嫌がって決まったズボンしか履かない。結果として、引き出しの奥で一度も袖を通さないままサイズアウトした服が段ボール2箱分にも達し、強烈な罪悪感に苛まれました」
また、不要になった服の処分を巡るストレスも深刻です。「後でフリマアプリで売れば元が取れる」と考えがちですが、実際には撮影、採寸、コメント対応、梱包、発送という膨大な作業工数が発生します。数百円の利益のために時給換算で割に合わない労働を強いられ、部屋の隅に出品待ちの紙袋が山積みになるという「精神的・空間的コストの二重苦」に悩む保護者の声が多数寄せられています。