在日韓国人の現状と歴史的背景|特別永住権や帰化制度の実態を徹底解説

在日韓国人の現状と歴史的背景|特別永住権や帰化制度の実態を徹底解説

在日韓国人の現状と歴史的背景|特別永住権や帰化制度の実態を徹底解説にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

在日韓国・朝鮮人の定住ルーツを理解する上で、不可欠となるのが1910年の日韓併合から1945年の第二次世界大戦終結、そして1952年のサンフランシスコ平和条約発効に至る過程です。

戦前、朝鮮半島出身者は「大日本帝国臣民」として扱われていましたが、終戦直後の1947年に公布された外国人登録令によって便宜上「外国人」とみなされるようになり、1952年の平和条約発効に伴い日本国籍を正式に喪失しました。これにより、本人の意図にかかわらず日本国内で外国籍となった人々に対し、定住の権利を法的にどう位置づけるかが長期的な外交・法制課題となりました。

その後、1965年の日韓基本条約および日韓法的地位協定を経て韓国籍保持者に「協定永住」の道が開かれ、1991年の入管特例法(日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法)の施行によって、旧来の協定永住者や包括的な在留資格保持者が一本化され、現在の特別永住者制度が確立しました。

また、外国人登録上の「朝鮮籍」という表記は、朝鮮半島出身者であることを示す記号的な登録表記であり、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の国籍を直接意味するものではありません。日本政府は北朝鮮を国家承認していないため、法的には「朝鮮半島出身者で韓国籍を選択・登録していない者」を指す記号として機能しています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。