「100歳を迎えると国から純銀の杯と大金がもらえる」という話を耳にしたことがある方も多いはずです。しかし、この制度には過去に大きな制度変更があり、ネット上の古い情報による誤解が散見されます。
厚生労働省が実施する老人の日(9月15日)に合わせた百歳高齢者表彰では、その年度中に100歳に達する高齢者へ内閣総理大臣祝状銀杯が贈呈されます。ただし、100歳以上の人口が急増した財政的背景から、2016年(平成28年度)より銀杯の材質は従来の純銀製から「洋白(銅と亜鉛とニッケルの合金)に銀メッキを施したもの」へと見直されました。記念品としての格式や美しさは維持されているものの、資産価値としての純銀ではない点に留意が必要です。
また、自治体100歳祝い金記念品についても自治体ごとの格差が広がっています。かつては10万円から30万円程度の高額な敬老祝金を支給していた自治体も多く存在しましたが、高齢化の進展に伴い、祝金を減額・廃止し、地域振興券や地元特産品、記念品タオルの贈呈へとシフトする市区町村が増加しました。一方で、現在も手厚い現金支給を継続している自治体も一部に残っており、お住まいの自治体の福祉課や高齢福祉窓口の公式発表資料で最新要件を確認することが重要です。