では、なぜ共栄大学はインターネット検索で「やばい」「やめとけ」といったネガティブな検索候補で表示されてしまうのでしょうか。取材班がSNS、進学情報サイト、知恵袋などの書き込みを精査したところ、主に3つの構造的要因が浮かび上がってきました。
1. 春日部キャンパスのアクセス環境と郊外特有の悩み
共栄大学のメイン拠点である春日部キャンパス(埼玉県春日部市)は、東武スカイツリーライン「北春日部駅」が最寄りとなりますが、駅から大学まではスクールバスまたは徒歩で約20分を要します。都心のメガキャンパスに憧れる高校生からは「通学がやや不便」「周辺に商業施設が少なく地味」という印象を持たれやすく、これが「キャンパスライフとしてやばいのではないか」という先入観を生む原因となっています。
2. 首都圏における大学ブランドの知名度格差
首都圏には日東駒専や大東亜帝国といった知名度の高い私立大学群がひしめいています。共栄学園グループ自体は長年の歴史と伝統を持つ教育母体ですが、4年制大学としての共栄大学(2001年開学)は比較的新しく、全国区での知名度という点では上位大学に遅れを取っています。この「名前をあまり聞いたことがない」という一般的な知名度の低さが、ネット民による「Fラン扱い」を加速させる土壌となっています。
3. 採用活動における学歴フィルターへの懸念
就職活動において、一部の超大手総合商社や外資系コンサルタント、大手広告代理店など、いわゆる「ターゲット校厳選採用」を行う企業では、書類選考の段階で苦戦を強いられるケースがゼロではありません。この側面だけを過剰に捉えたネットユーザーが「就職できないからやばい」と拡散している側面があります。しかし、これは共栄大学に限らず、中堅以下の私立大学全般に共通する市場構造です。