鎖編みの裏山はどこ?仕上がりが劇的に美しくなる見分け方&拾うコツ徹底解説

鎖編みの裏山はどこ?仕上がりが劇的に美しくなる見分け方&拾うコツ徹底解説

鎖編みの裏山はどこ?仕上がりが劇的に美しくなる見分け方&拾うコツ徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

手芸愛好家の集まるコミュニティや編み物教室の現場から最も頻繁に聞こえてくるのが、「裏山がきつすぎて針先がまったく通らない」「力任せに押し込もうとして糸が割れてしまう」という悲鳴です。都内の手芸教室講師への取材によると、初心者の受講生がつまずく要因の約7割が、この「作り目のテンション過多」に起因しているといいます。

人間は不慣れな作業を行う際、無意識に指先に余計な力が入り、糸を強く引き絞ってしまう心理的傾向があります。鎖編みは針にかかっているループを引き抜く動作だけで構成されるため、少しでも左手の糸を強く引きすぎると、裏山が根元に向かって極限まで収縮してしまうのです。

この物理的トラブルを回避するための現場実践テクニックは、以下の3点に集約されます。

① 作り目だけ「号数を1〜2号上げる」
本編みを6号針で編む指定の場合、作り目の鎖編みだけを7号や8号のかぎ針でゆったりと編み立てます。1段目の細編みや長編みに入るタイミングで指定の6号針に戻せば、裏山に十分なゆとりが生まれ、驚くほど滑らかに針が通るようになります。

② 針の「背(丸みのある部分)」を使って押し広げる
針先のとがったフック部分を正面から突き刺そうとすると、高確率で毛糸の撚り(より)を裂いてしまいます。針を立ててフックの背中側を裏山の隙間に滑り込ませ、テコの原理のように持ち上げて空間を作ってからフックを回転させると、糸割れを起こさずに拾えます。

③ 針の太い軸(シャフト部分)までしっかり通して輪を広げる
鎖を編む際、針先の細いテーパー部分だけで編み目を完結させてしまうと、輪のサイズが針の規格より小さくなります。必ず針の太さが均一なシャフト部分までループを通し、適切な太さを確保してから次の目を編むリズムを身につけてください。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。