編集部が実施したオフィスワーカーへの聞き取り調査やSNS・相談コミュニティのログ分析では、履歴管理の甘さが引き起こす生々しい悲鳴が数多く浮き彫りになっています。
「ファイル名を『企画書_最新_rev2_確定版』と手動で更新していたところ、同僚が古いファイルを上書きしてしまい、3日分の作業データが消し飛んだ」「共有PCでプライベートな調べ物をした際、検索候補に恥ずかしいキーワードが残り、社内で居心地が悪くなった」といった事例は枚挙にいとまがありません。
特に採用・転職の現場における履歴書・職務経歴書の保管方法の不備は、個人情報保護の観点からも極めて深刻です。応募者の個人データを暗号化されていないローカルフォルダや無料オンラインストレージに放置した結果、誤送信や不正アクセスの被害に遭うケースが報告されています。また応募者側にとっても、過去にどの企業へどのバージョンの職務経歴書を提出したかが分からなくなり、面接で矛盾した回答をしてしまうといった手痛い失敗が後を絶ちません。