SNSや自動車コミュニティ、整備現場のレポートを検証すると、電子パーキングブレーキを巡るリアルな声が浮き彫りになってきます。
ポジティブな反響として最も目立つのは、「長距離ドライブや連休の高速渋滞で右足がつらなくなった」「信号待ちで青信号に変わった際、アクセルを踏むだけでスーッと走り出せる軽快さが手放せない」という声です。一度電子制御とホールド機能の恩恵を実感すると、以前の足踏み式や手引きレバー式には戻れないというユーザーが大半を占めています。
一方で、納車直後や家族間で車をシェアしている家庭からは特有の戸惑いも報告されています。
「自宅の狭い車庫でバックする際、シートベルトを外して振り返りながら後退しようとしたら、急にサイドブレーキがかかってガクンと止まりパニックになった」(40代女性オーナー)
「足踏み式の感覚で左足で床を探してしまい、ペダルがないことに焦る。スイッチの引く・押すの向きを時々逆に操作してしまう」(60代男性ドライバー)
整備現場のチーフメカニックによると、「サイドブレーキが壊れて動かない」とレッカー要請があった車両のうち、一定数は「助手席の荷物が重くてシートベルト警告が誤検知されていた」「ドアが完全に閉まりきっていなかった」といった安全機能の仕様に起因するものであったと証言されています。クルマが進化し高度に電子制御化されたからこそ、ドライバー側も仕組みを正しく理解しておくことが求められています。