現場に設置された弾道測定器(トラックマン)が算出したデータは、視覚的な衝撃を裏付ける驚異的な数値を叩き出していました。一般的にMLBのトップスラッガーであっても、フリー打撃時の平均打球速度は165〜170km/h前後、ハードヒットの基準値が153km/h(95mph)とされています。しかし、この日の大谷が記録した数値群は、そのアベレージを遥か上空へと置き去りにするものでした。
計測されたトラックマンの数値データが示す通り、特筆すべきは単発の飛距離だけでなく、打球速度が安定して180km/hを超え続けている点です。芯をわずかに外したように見える当たりでも打球速度が落ちず、フェンスオーバーへと持っていくエネルギー伝達効率の高さが数値の上でも立証されています。