Q1:散歩道で見かけた紫の花、一瞬で見分ける一番簡単な方法は?
A1:花の根元(花びらの付け根)を確認してください。網目模様があれば「アヤメ」、黄色い筋があれば「ハナショウブ」、白い筋があれば「カキツバタ」です。また、乾いた花壇ならアヤメ、水辺ならカキツバタという場所の手掛かりも確実です。
Q2:葉っぱの形だけでアヤメとハナショウブを見分けられますか?
A2:可能です。葉の中央に指を滑らせた際、くっきりと太い「主脈(葉脈の筋)」が盛り上がっているのがハナショウブです。アヤメの葉は主脈が目立たず、薄く平らで滑らかな手触りをしています。
Q3:「アヤメ科」と「サトイモ科」のショウブでは毒性や効能に違いはありますか?
A3:全く異なります。サトイモ科のショウブは古くから生薬「白菖(はくしょう)」として血行促進や鎮痛に用いられ、菖蒲湯として親しまれています。一方、アヤメ科植物(ハナショウブやアヤメ)の根茎にはイリジンなどの有毒成分が含まれており、薬湯や食用には絶対に使用できません。
Q4:開花期が終わった後の菖蒲園の水が抜かれているのはなぜですか?
A4:ハナショウブの根腐れを防ぐためです。ハナショウブは開花期こそ大量の水を必要としますが、花が終わった夏以降や冬の休眠期に水没し続けると株が弱ってしまいます。そのため、全国の菖蒲園では開花期のみ水を引き入れ、シーズンオフは水田のように排水して管理しています。