矢本悠馬の役者としての歩みは、一般的な若手俳優とは一線を画す独特のルーツを持っています。まずは基本プロフィールを整理します。
矢本悠馬の俳優人生は、13歳の時に出演した映画『ぼくんち』から始まりました。本人は当時、演技への強い野望があったわけではなく、親に勧められて参加したオーディションで合格を勝ち取ったというエピソードを持っています。しかし、そこで見せた物怖じしない存在感が映画関係者の目に留まりました。
その後、演劇界の最高峰である劇団「大人計画」に研究生として参加。松尾スズキや宮藤官九郎をはじめとする鬼才たちの薫陶を受け、舞台上での身体表現、間の取り方、不条理な笑いのリズムを徹底的に叩き込まれました。この時期に培われた基礎体力が、現在の変幻自在な演技力の源泉となっています。