備前焼ミュージアムを満喫した後は、伊部駅周辺観光へと足を延ばすことで、旅の満足度は格段に跳ね上がります。伊部は町全体が陶芸のテーマパークのような佇まいを見せており、赤煉瓦のエントツや土壁、陶板が埋め込まれた路地が情緒を醸し出しています。
筆者が強く推奨する半日モデルコースは以下の通りです。
- 午前10:00 - 備前市立備前焼ミュージアム:展示で基礎知識と名品の鑑賞眼を養う。
- 午前11:15 - 伊部駅周辺の窯元通り散策:人間国宝ゆかりの窯元やギャラリーを覗き、作家ごとの作風の違いを肌で感じる。
- 午後12:30 - 地元名物ランチ:備前焼の器で提供される地元海鮮丼や、ご当地グルメ「日生のカキオコ」などを味わう。
- 午後13:45 - 備前焼陶芸体験:周辺の陶房(駅前や窯元通りに多数点在)にて、電動ろくろや手びねりでマイカップ・皿を作陶。後日、登り窯や穴窯で焼成されて自宅に届くワクワク感を体験。
- 午後15:30 - 藤原啓記念館へ:素朴で大らかな作風で知られる人間国宝・藤原啓の遺作や書画、蒐集した古備前をじっくり堪能し、備前焼の神髄を深掘りする。
特に備前焼陶芸体験は、ミュージアムで鑑賞した「土の締め方」や「削りの感覚」を自らの指先でトレースできるため、大人から子どもまで得難い感動を味わえます。また、少し足を伸ばせば、備前焼の狛犬や陶板で彩られた「天津神社(伊部神社)」があり、焼き物の町ならではのユニークな景観に出合えます。