『ゲラゲラポーのうた』を歌い上げたボーカルユニット、キング・クリームソーダの歩みもまた、平成から令和のエンタメ史において特筆すべきドラマを持っています。
結成当初のオリジナルメンバーは、透明感あふれる女性ボーカルのマイコ、ドスの利いた低音ボイスで演歌・歌謡パートを支えたZZROCK(ジージーロック)、そしてキレ味鋭いラップを担当したゲラット(motsu氏の別名義とも言われたキャラクター性豊かなラッパー)の3人体制でした。3つの全く異なる声質が交差するアンサンブルは、アニソン界でも唯一無二の個性を放っていました。
その後、アニメのシリーズ展開や時代の変化に伴い、ユニットは「キング・クリームソーダ.」への改名や新メンバー(小室さやか、吉本坂46でも活動した尾形春水など)の加入といった編成のアップデートを経験します。メンバーそれぞれがソロ活動や別プロジェクトで活躍の場を広げながらも、節目となるアニソンフェスやメモリアルイベントでは『ゲラゲラポー』の看板が掲げられ、会場を一瞬で熱狂の渦に巻き込むアンセムとして愛され続けています。
2026年現在、当時リアルタイムで曲を聴いていた「Z世代の妖怪ウォッチ直撃キッズ」が社会人や大学生となり、彼らによるノスタルジー需要とTikTok等のプラットフォームでの再発見が重なり、キング・クリームソーダが遺した音楽的功績は再評価の機運を高めています。