事件直後のFEG(K-1運営母体)の初期対応は、後手後手に回り批判の火に油を注ぎました。当初、主催者側は「現場での即時失格事由には当たらない」として秋山の勝利を維持しようと試みましたが、世論の怒りとファン・関係者からの抗議電話は鳴り止みませんでした。
年が明けた2007年1月11日、K-1イベントプロデューサーの谷川貞治氏同席のもと、都内ホテルで緊急記者会見が開かれました。秋山は黒のスーツ姿で登壇し、頭を深く下げて謝罪会見を行いました。ここで下された公式裁定は以下の通りです。
谷川プロデューサーは「秋山選手に悪意や計画的な不正の意図はなかったと判断したが、過失であってもルールの根幹を揺るがした罪は重い」と述べ、苦渋の表情を浮かべました。しかし、この「悪意はなかった」という主催者側の擁護とも取れる論調が、さらなるファンの怒りを買う結果となったのです。