現代社会はあまりにもスマートだ。無駄を省き、最短ルートで正解にたどり着くことが美徳とされる。しかし、修と亨の生き方はその真逆だ。彼らは常に回り道をし、騙され、殴られ、一銭にもならないプライドのためにボロボロになる。
この「無駄だらけの生き方」こそが、今の若い世代にとって新鮮に映るのだという。SNSのフォロワー数やタイパ(タイムパフォーマンス)の呪縛から逃れられない若者たちにとって、どれだけ傷ついても泥臭く生きる彼らの姿は、一種の解放感を与えてくれる。スマートに生きられないことへの肯定。それこそが、このリメイクが今求められる最大の理由かもしれない。