電子レンジのアースの正しい付け方|端子がない賃貸の対処法と危険性

電子レンジのアースの正しい付け方|端子がない賃貸の対処法と危険性

電子レンジのアースの正しい付け方|端子がない賃貸の対処法と危険性の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

「アース線を接続しなくても電子レンジは普段通りに加熱できる」という事実は、多くのユーザーに危険な油断を生み出しています。しかし、電子レンジのアース線 つけない 危険性は目に見えない場所で静かに進行します。日本配線システム工業会などの安全指針でも、水気や湿気の多い場所に設置する家電へのアース設置は強く義務づけられています。

電子レンジの内部には、マイクロ波を照射するために家庭用100Vの電圧を数千ボルトにまで昇圧する高圧トランスやインバーター基板が収められています。経年劣化や蒸気・油分の蓄積によって内部の配線や絶縁部品が傷むと、本来遮断されているはずの電流が金属製の外装(キャビネット)へと漏れ出します。この現象が「漏電」です。

ここで重要となるのが、感電 漏電防止 メカニズムの基礎知識です。乾いた状態の人体抵抗は約2,000Ωから5,000Ω程度ありますが、水仕事の直後や濡れた手で触れると一気に数百Ωまで急落します。もしアース線が繋がっていない状態で漏電したレンジ本体に触れると、外装に溜まった高電圧の電流が人体を経由して床へと一気に流れ込み、激しい筋肉の硬直や心室細動を引き起こす恐れがあります。

対して、規格に適合したアース線が接続されていれば、電流は電気抵抗が極めて低い(100Ω以下)接地線を通って速やかに大地へと逃げていきます。並列回路の法則により、人体に流れる電流はごくわずかな安全圏に抑え込まれるわけです。アース線は単なるオマケのコードではなく、万一の際に人体への身代わりとなって電流を引き受ける「バイパス経路」に他なりません。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。