現在、真田幸村の直系血統を受け継ぐ当主として広く知られているのが、仙台真田家14代当主・真田徹(さなだ・とおる)氏です。
真田徹氏は大学卒業後、大手建設資材メーカーなどでビジネスパーソンとしてのキャリアを全うし、定年退職を迎えた後に本格的な歴史研究・講演活動を開始しました。幼少期から「お前は真田幸村の直系子孫である」と教え込まれて育ったわけではなく、成年後に家格と系譜の重みを深く自覚するようになったという、極めて現代的で自然体なスタンスが共感を呼んでいます。
徹氏は自著や各地のシンポジウム、特番インタビューにおいて、以下のように語っています。
「先祖が真田幸村だからといって、私自身が偉いわけでは決してありません。しかし、敗軍の将でありながらこれほど多くの人々に何百年も愛され続けている武将の血を受け継ぐ者として、史実を歪めることなく正しく後世に伝えていく責任があると感じています」
2026年現在も、徹氏は長野県上田市、長野市松代町、和歌山県九度山町、そしてルーツである宮城県蔵王町や白石市といった真田家ゆかりの自治体と密に連携し、歴史フォーラムの基調講演や記念式典へ登壇しています。単なる「歴史の血筋」に甘んじることなく、一次史料の検証を重んじる歴史研究家としての活動姿勢は、専門家や地域住民からも厚い信頼を獲得しています。