激動の裁判と殿堂入り落選を経て、2026年現在のバリー・ボンズはどのような生活を送っているのでしょうか。
かつて薬物によって異様に膨れ上がっていた筋肉はすっかり削ぎ落とされ、現在のボンズはロードバイク(自転車)を趣味にするなど、引き締まったスマートな体型へと戻っています。自身のInstagramでは、サイクリング仲間とツーリングを楽しむ穏やかな表情や、家族とのプライベートショットを度味よく投稿しています。
球界との関係においては、2016年にマイアミ・マーリンズの打撃コーチとして現場復帰を果たしたものの、選手への指導方針や熱量のギャップからわずか1年で解任されました。しかし、古巣サンフランシスコ・ジャイアンツとの絆は保たれており、2017年からは球団の「会長付特別アドバイザー」に就任。若手選手への技術指導や春季キャンプへのゲスト参加を継続しています。2018年にはボンズの背番号「25」がジャイアンツの永久欠番に指定され、地元ファンの前で盛大なセレモニーが行われました。
全米規模での「悪役」イメージは消えないものの、地元サンフランシスコでは球団を黄金期へ導いたレジェンドとして温かく迎えられています。米野球殿堂への道は、今後数年ごとに開催されるベテランズ委員会の推薦を待つしかありませんが、球界の倫理観が厳格化する現在、彼が存命のうちに殿堂のレリーフに名を刻むハードルは極めて高いままです。