ただおもちゃを動かすだけでなく、愛犬の心理状態を読み解いた触れ合いを取り入れることで、お互いの脳内で「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。科学的知見に基づく犬が喜ぶスキンシップのポイントは、触る部位とタイミングの見極めにあります。
多くの犬が好むのは、胸元、首の付け根、耳の後ろ、肩回りを手のひら全体でゆっくりと撫で下ろすタッチです。一方で、頭頂部への急な接触やマズル(鼻先)をいきなり掴む行為、真上から覆いかぶさるような抱きつきは、犬にとって威圧感や恐怖感を与えるNGサインとなります。
愛犬が自ら体を寄せてきたり、穏やかな表情でアイコンタクトを取ってきた瞬間に応じる「相互選択的なスキンシップ」こそが、犬との信頼関係を深める方法の根幹です。遊びとスキンシップの時間を1日の中でメリハリをつけて配置することで、犬は「この人と一緒にいると安全で楽しい」という絶対的な安心感を獲得します。