無呼吸症候群は自力で治せる?自宅でできる改善策と放置リスクの真相

無呼吸症候群は自力で治せる?自宅でできる改善策と放置リスクの真相

無呼吸症候群は自力で治せる?自宅でできる改善策と放置リスクの真相についての疑問解決ガイドをお届けします。

情報空間で広まる言説の中には、医学的に誤った認識や危険を伴う処置が紛れ込んでいます。

典型的な誤解が「痩せている人は無呼吸症候群にならない」「太っていないから自力の筋トレで治る」という思い込みです。アジア人の頭蓋骨構造は欧米人に比べて下顎の奥行きが浅く、わずかな舌の緩みでも気道が閉塞しやすい特徴を持っています。痩せ型であっても顎が後退している人は、舌筋のトレーニングだけでは十分な気道スペースを確保できません。

また、「市販の熱成形マウスピース」を通信販売等で購入し、自己流で使用することも大きなリスクを伴います。噛み合わせや顎関節への負荷を考慮せずに作られたマウスピースを装着し続けると、歯列の乱れや顎関節症を引き起こし、結果として食事が困難になる二次被害が報告されています。医療用のマウスピース(スプリント)は、必ず専門の歯科医師による精密な噛み合わせ調整と、耳鼻科・睡眠外来の診断書(保険適用条件)を経て製作しなければなりません。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。