金正恩の実母・高容姫の真実|大阪出自の秘密とパリ客死の全内幕

金正恩の実母・高容姫の真実|大阪出自の秘密とパリ客死の全内幕

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絶頂期にあった高容姫を襲ったのは、過酷な病魔でした。1990年代後半から乳がんを発症し、平壌での手術後も再発と転移に苦しめられていました。

2004年春、彼女の病状は極めて深刻な段階に達しました。最新の西洋医学による抗がん治療を求め、北朝鮮当局は外交特権を駆使して彼女をフランス・パリの名門医療機関「キュリー研究所」系列の病院へと極秘裏に移送しました。偽名のパスポートを使い、厳重な警護体制のもとで先進的ながん治療が施されましたが、病巣の進行を食い止めることは叶いませんでした。

2004年8月27日、高容姫は52歳の若さでパリの病床にて息を引き取りました。その遺体は特別機で直ちに平壌へと空輸され、金正日をはじめとする最高首脳陣によって極秘裏に葬儀が執り行われました。現在、彼女の墓所は平壌市の大成山(テソンサン)にある革命烈士陵近くの特設墓地に整備され、最高級の管理がなされています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。