テレビタレントとして頂点を極めながらも、愛川さんの根底にあり続けたのは「演劇への純粋な情熱」でした。若手役者の育成を目指して1999年に「劇団キンキン塾」を旗揚げ。さらに2009年には、夫妻の愛称(キンキン&ケロンパ)を冠した小劇場「中目黒キンケロ・シアター」を私財数億円を投じて設立しました。
劇場設立の背景には、「若い表現者が金銭的な理由で夢を諦めることなく、自由に芝居を打てる場所を作りたい」という愛川さんの強い信念がありました。この壮大な夢を全面的に支えたのが、妻のうつみ宮土理さんです。
愛川さんの他界後、一部メディアでは愛川欽也さんの遺産相続や劇場の維持管理に関する懸念が報じられました。しかし、うつみ宮土理さんは深い喪失感と哀しみを乗り越え、夫が残したキンケロ・シアターの館長として劇場の運営を継続。現在も演劇公演やイベントが定期的に開催されており、愛川さんが遺した情熱の火は絶えることなく灯され続けています。