ネット空間や一部の週刊誌報道においては、上皇ご夫妻の現在のご動向に関して事実と異なる誤解や極端な言説が散見されます。それらの真相について、客観的なファクトチェックを行います。
第1の誤解は、「ご高齢と骨折により、現在は完全に寝たきり状態で外部との接触を断っているのではないか」という懸念です。これは明白な誤りです。退院後の美智子さまは、仙洞御所内で毎日のリハビリを欠かさず、車椅子を活用しながらも自力歩行への挑戦を継続されています。また、私的なコンサートへのご臨席や、長年交流のある文化人・研究者との少人数での面会など、知的好奇心と交流を保たれています。
第2の誤解は、「令和の皇室(天皇皇后両陛下)との間に距離があるのではないか」という憶測です。しかし実際には、天皇皇后両陛下や愛子内親王殿下が節目ごとに仙洞御所を訪問され、天皇家三代の家族的な温かい絆はしっかりと保たれています。美智子さまは上皇后として決して前へ出過ぎることなく、現両陛下の活動を温かく見守りながら、皇室の伝統行事や所作に関する知恵を求められた際にそっと助言されるという、極めて節度ある関係性を築かれています。