川島なお美さんが息を引き取る瞬間、その傍らには常に夫・鎧塚俊彦氏がいました。2015年9月24日19時55分、都内の病院の一室。意識が薄れゆく中で遺された川島なお美 最後の言葉は、愛する夫の手を握りしめ、かすかな声で絞り出された「俊彦さん、愛しています」という感謝の祈りでした。
さらに、彼女が生前に認めていた遺言の内容は、世の人々の涙を誘いました。便箋に綴られたメッセージには、夫への深い感謝と未来への願いが込められていました。
「できれば再婚してください。ただし、私と一緒のお墓に入ってね。私の隣に寄り添ってください」
嫉妬深さではなく、ユーモアと底知れぬ愛情が交錯したこの言葉は、最愛の伴侶の孤独を案じつつも、魂の結びつきだけは永遠でありたいと願う彼女らしい意思表示でした。
現在、川島なお美 お墓の場所は、東京都港区南麻布にある徳川家ゆかりの名刹「賢崇寺(けんそうじ)」にあります。墓石は鎧塚氏自らがデザインを手掛け、川島さんが愛した高級ワイン「ロマネ・コンティ」のボトルや、愛犬(シナモン)のレリーフが彫り込まれています。墓碑には彼女の自筆メッセージが刻まれ、没後10年を越えた今も花やワインを手向けるファンが絶えません。