料理ビギナーから自炊経験者まで、驚くほど多くの人が陥るトラップが「お米2合=水400ml」という誤認です。料理用の計量カップが1杯200mlであるため、「2合なら2杯分で400ml(400cc)」と無意識に換算してしまうことが原因に挙げられます。
しかし、炊飯における「合」と「カップ」は規格が異なります。お米1合の容積は180ml(180cc)であり、料理用計量カップ(200ml)よりひと回り小さい設定です。つまり、お米2合の総容積は360mlとなります。ふっくらとした美味しい白米を炊き上げるための米2合の水 黄金比は「米の容積に対して1.2倍(重量比なら約1.44倍)」です。
これを計算式に当てはめると、適正な水分量は以下の通り導き出されます。
360ml(お米2合の容積) × 1.2 = 432ml
もしここで水を400mlしか加えなかった場合、理想値に対して30ml以上の水が不足します。わずか大さじ2杯程度の差に思えるかもしれませんが、米粒にとっては致命傷です。米の中心部まで熱と水分が十分に行き渡らず、糊化(α化)が中途半端にストップし、噛んだ瞬間に粉っぽさが残る「芯のあるボソボソご飯」が仕上がってしまいます。お米2合 水の量 mlの正解は、400mlではなく430〜450mlのゾーンにあると心得ておく必要があります。