モルテンペレーダ種類と特徴を正しく把握するためには、シリーズの中核を成す「4000」と「5000」の設計思想の違いを物理構造から理解する必要があります。両者の差異は単なる価格差ではなく、製造プロセスそのものが根本から異なります。
最大の違いはモルテン独自の特許技術であるペレーダ5000アセンテック構造にあります。アセンテックとは「先端技術を駆使した熱接合製法」を指し、縫い目を一切排除してパネル同士を特殊な熱圧着でシームレスに結合させる技術です。これにより完全な真球性と均一な反発力を実現し、どこを蹴ってもブレのない軌道を描くことが可能になりました。さらに、縫い目がないため雨天時でも水が内部へ侵入せず、ボールが重くならないという決定的なアドバンテージを有しています。
対するペレーダ4000は、熟練の職人技を継承した屈強な手縫い構造です。太い特殊糸でパネルを強固に引き締め、表皮には摩擦に極めて強い肉厚な人工皮革を採用しています。ペレーダ4000と5000の違いは、繊細な空力性能を追求したハイテクレーシングカーと、どんな悪路でも泥を跳ね上げて走破するタフなクロスカントリー車の違いに例えられます。