岡本圭人の父親である岡本健一は、1980年代後半に社会現象を巻き起こした4人組ロックバンド「男闘呼組」のリードギター&ボーカルとして一世を風靡しました。アイドル全盛期において、骨太なロックサウンドと尖ったアティテュードを前面に押し出した男闘呼組は、当時の音楽シーンに強烈な爪痕を残しています。
1993年のグループ活動休止後、彼が主戦場に選んだのは演劇の世界でした。蜷川幸雄氏をはじめとする名演出家の舞台に精力的に出演し、泥臭く地道に演技力を磨き上げた結果、第26回読売演劇大賞最優秀男優賞や第45回菊田一夫演劇賞を受賞。2021年にはその傑出した芸術的功績が認められ、紫綬褒章を受章するなど、日本演劇界を代表する名優としての地位を不動のものにしました。
2022年夏には男闘呼組が約30年ぶりの期間限定再結成を果たし、2023年8月の日本武道館ラストライブまで全国を熱狂させました。その後も派生バンド「Rockon Social Club」等での精力的なライブ活動を継続し、舞台俳優としてもストレートプレイを中心に重厚な存在感を放ち続けています。事務所との契約形態を専属契約からエージェント契約へと移行させながらも、自由かつストイックに表現を追求する姿勢は、後輩や同業者からも絶大な敬意を集めています。