頭皮の汗に悩む当事者の日常は、見た目の清潔感や対人ストレスに直結しています。大手ポータルサイトのコミュニティやSNS、毛髪専門クリニックへ寄せられた当事者の肉声からは、深刻な実態が浮かび上がってきます。
都内のIT企業に勤務する30代女性は、自らの体験を次のように語っています。
「朝どれだけ丁寧にブローしても、最寄り駅に着く頃には頭頂部から汗がツーッと垂れ、前髪が束になっておでこに張り付いてしまう。プレゼン中も頭から汗が止まらず、相手に『この人すごく緊張しているのでは』と思われるのが苦痛で仕方がありませんでした」
また、40代男性の営業職からは臭いに関する切実な声が聞かれます。
「夕方のエレベーター内や取引先との打ち合わせで、自分の頭皮から酸っぱいような脂っぽい臭いが立ち上っているのが分かり、距離を置かれている気がして自信を失いました。市販の爽快スプレーを使っても、メントールの香りと汗の臭いが混ざって逆に悪臭化してしまった経験があります」
市販の頭皮汗止めグッズの評判を現場検証すると、「ひんやりして一瞬は気持ちいいが、15分後には再び汗が噴き出す」「アルコール刺激が強すぎて地肌がヒリヒリした」といった声が目立ちます。一時的な冷感刺激だけで汗腺そのものをブロックできていない製品が多く、根本解決には至っていないのが実情です。