ネット上の検索エンジンや知恵袋などで頻繁に見られるのが、「飛燕はどのアニメの主題歌でしたか?」という疑問です。これほど完成度が高く、アニメ作品の世界観に寄り添うようなドラマ性を持っているため、何らかの劇場版アニメやテレビ番組の主題歌だと誤認しているユーザーが少なくありません。
しかし、事実として「飛燕」は完全なノンタイアップ楽曲です。タイアップの制約が一切ない状態で作られたからこそ、米津玄師自身の純粋なクリエイティビティと、個人的なリスペクトが極めて純度の高い形で抽出されています。
商業的な大ヒット曲が多数収録された『BOOTLEG』において、既発のシングルではなく書き下ろしの「飛燕」を1曲目に配置したという事実こそが、この曲がアルバム全体のトーンを決定づけるマニフェストであったことを証明しています。