「神セブン」という言葉は、現在ではビジネスやスポーツなど様々な分野で「トップ7の精鋭」を例える比喩として広く使われています。しかし、その絶対的なルーツは、AKB48の草創期を支え、ミリオンヒットを連発させた初代神セブンメンバー一覧の7人にあります。
顔ぶれは、前田敦子、大島優子、篠田麻里子、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美の7名です。この7人こそが、後にも先にも破られていない「元祖」であり、アイドル界のレジェンドとして語り継がれる存在です。
では、なぜこの7人が特別視されたのでしょうか。神セブンの由来と理由を紐解く鍵は、2009年の「第1回選抜総選挙」と、翌2010年の「第2回選抜総選挙」の結果にあります。当時、AKB48には劇場公演の立ち上げから参加した1期生を中心に数十名の選抜候補がひしめき合っていました。その中でファンによる直接投票が行われ、第1回で選ばれた上位7名が、第2回でも順位の入れ替えこそあれ、誰一人として脱落することなく上位7枠を独占したのです。
人気が激しく変動するアイドル界において、上位7名がまったく同じ顔ぶれで固定された現象は、関係者やファンの間で「この7人の人気はもはや神の領域にある」と称賛されました。メディアがこの現象を一斉に「神7(かみセブン)」と書き立てたことで、公式ユニット名ではなくファンの熱狂と報道が生み出した象徴的なワードとして定着していきました。