タワーオブテラー高さの真実!59Mに潜む航空法と恐怖の落差

タワーオブテラー高さの真実!59Mに潜む航空法と恐怖の落差

タワーオブテラー高さの真実!59Mに潜む航空法と恐怖の落差の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

パーク外からもはっきりと目視できるホテルの建物。その最頂部は地上59mに位置している。この数値は偶然の産物ではない。日本の航空法では、高さ60mを超える建築物に対して赤色航空障害灯の設置を原則義務付けている。もし60mを超えてしまえば、1912年のニューヨークという緻密な世界観の真ん中に、現代的な赤く明滅するライトを取り付けなければならなくなる。

テーマパーク産業において世界観の没入度は何よりも優先される。赤色灯ひとつで時代設定が崩壊するのを防ぐため、設計者はあえて60m未満である59mにとどめた。さらに、建物の上部ほど窓や装飾のサイズを小さくする「強化遠近法(インハンスド・パースペクティブ)」を駆使することで、見上げる訪問者には60mを遥かに超える巨大な城郭に見えるよう視覚的な錯覚を作り出している。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。