白血病を乗り越えた女子水泳選手|池江璃花子の壮絶闘病と完全復活の真実

白血病を乗り越えた女子水泳選手|池江璃花子の壮絶闘病と完全復活の真実

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2018年、ジャカルタで開催されたアジア競技大会で前人未到の6冠を達成し、大会MVPに輝いた池江選手。名実ともに日本競泳界の絶対的エースとして君臨し、翌年に控えた世界選手権、そして2020年東京五輪に向けた視界は極めて良好に見えました。しかし、異変は2019年1月のオーストラリア合宿中に突如として訪れます。

当時の報道各社の取材データや本人の回想によると、合宿序盤から「これまでに経験したことのない強烈な倦怠感」に襲われ、練習中に肩で息をする場面が急増。「体が水に沈んでいく感覚があった」といい、本来のダイナミックな泳ぎが影を潜め、タイムも極端に落ち込んでいました。指導陣も当初は高負荷トレーニングによる疲労の蓄積を疑いましたが、日を追うごとに悪化する体調を重く見て、合宿を急遽切り上げて予定を前倒しして帰国。日本国内の医療機関で精密検査を受ける運びとなりました。

血液検査の結果、下された診断は急性白血病。血液のがんとも呼ばれる重篤な疾患であり、医師から告げられた瞬間、本人も家族も言葉を失ったといいます。2019年2月12日午後、池江選手は自身の公式X(旧Twitter)を通じて病名を公表。「私自身、未だに信じられず、混乱している状況です」と率直な胸中を明かしつつも、「しっかり治療に専念し、一日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるように頑張りたい」と前を向くメッセージを発信しました。このニュースは速報として日本全国を駆け巡り、競泳界のみならず社会全体に深い衝撃を与えました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。