世論調査やウェブ意識調査の結果を分析すると、不評を集める番組には明確な共通点が存在する。かつて高い視聴率を誇っていた名物コーナーや長寿番組が、今や真っ先に「見たくない」と名前を挙げられるケースが後を絶たない。その筆頭が、かつては王道とされた大掛かりなバラエティ番組や、日中の報道・情報番組である。
特に視聴者の反発を招いているのは、「押しつけがましさ」と「時代遅れの価値観」だ。感動を強要する演出や、特定の個人をいじることで笑いを取るスタイルは、令和の視聴者にとって娯楽ではなく苦痛でしかない。リアルな意識調査が示しているのは、テレビ局が想定する「面白さ」と、現代の視聴者が求める「快適さ」との間に生じた巨大な溝にほかならない。