のし袋を選ぶ際に最も注意を払いたいのが「水引の結び方」です。水引の形状にはそれぞれ固有の意味が込められており、祈願の内容に合致しないものを選ぶとマナー違反となってしまいます。
まず、何度ほどけても結び直せる「蝶結び(花結び)」は、「何度あっても喜ばしいお祝い事」に用います。代表的な祈祷内容は以下の通りです。
・初宮参り(お宮参り)
・七五三
・安産祈願
・合格祈願
・商売繁盛、家内安全など
一方で、一度結んだら簡単にはほどけない「結び切り」や「あわじ結び」は、「二度と繰り返したくない事柄」や「一度きりであってほしい願い」に使われます。具体的には、厄除け(厄払い)、病気平癒祈願、交通安全祈願(事故除け)などがこれに該当します。厄払いで蝶結びののし袋を使ってしまうと、「厄が何度も繰り返される」という意味に受け取られかねないため注意が必要です。
水引の色は慶事・一般祈願ともに「紅白」を選びます。もし適切な水引の判断に迷った場合は、無理に装飾付きの袋を選ばず、前述した「郵便番号枠のない無地の白封筒」で納めるほうが無難で誠実な対応となります。