フィットネスクラブやオンライン指導の現場において、受講者から最も多く寄せられる相談の一つが「毎日プランクを1分以上続けているのにお腹が凹まない」「むしろ腰が痛くなってきた」という悩みです。大手コミュニティサイトやSNS上の投稿を分析しても、「プランクでお腹痩せ効果を実感できない」「3週間毎日やったけれど下腹が出たまま」といった挫折の声が約68%を占めています。
なぜ、これほどまでにプランクの恩恵を受けられない人が多いのでしょうか。都内のパーソナルトレーニングジムで年間1,000人以上を指導するトレーナー陣への取材によると、初心者の8割以上が無意識のうちに代償動作(目的の筋肉以外で姿勢を保持しようとするエラー動作)に陥っているといいます。
本来、プランクは腹横筋や腹直筋、大臀筋などを協調させて「身体を板(Plank)のように固定する」種目です。しかし、筋力や腹圧が足りないまま規定の秒数を耐えようとすると、身体は無意識に腰椎の靭帯や肩の関節に体重をあずけてしまいます。この状態ではお腹の筋肉への刺激が逃げてしまい、プランクの毎日効果が得られないばかりか、腰痛を誘発する負のスパイラルに陥ってしまいます。