愛媛を代表する郷土料理といえば「鯛めし」ですが、地域によって調理法が根本から異なる点には注意が必要です。松山を中心とする中予・東予の「松山鯛めし(中予鯛めし)」は、焼いた鯛を昆布出汁とともに土鍋や釜で炊き込むふっくらとした炊き込みご飯。一方、南予地方の宇和島鯛めしは、新鮮な真鯛の刺身を生卵、醤油、みりん、出汁を合わせた特製タレに漬け込み、薬味とともに熱々のご飯の上にかけて食べる豪華な海鮮卵かけご飯スタイルです。双方は全く異なる食体験となるため、食べ比べを旅の目的に据える旅行者も少なくありません。
また、スイーツ界で不動の地位を誇るのが、新宮村(現・四国中央市)の銘菓霧の森大福です。香り高い新宮抹茶を贅沢にまぶし、こし餡と生クリームを包み込んだ逸品で、ネット通販では数千倍の抽選倍率を記録することでも知られます。松山城ロープウェイ街にある直営店でも購入可能ですが、夕方前には完売するケースが日常化しています。確実に入手したい場合は、午前中の早い時間帯に店舗へ立ち寄るか、新宮本店へドライブを兼ねて訪れるのが確実です。