打ち出の小槌(うちでのこづち)とは、日本の伝承に登場する宝物のひとつで、「一振りすれば、願う通りの品物や富が次々と湧き出る木槌」を意味します。欲しい金銀財宝はもちろん、食べ物や衣服、さらには背丈を伸ばすといった身体的な願いまで自在に叶える万能の道具として描かれてきました。
国語辞典などの定義によれば、単なる魔法の道具という枠を超え、現代では「苦労することなく、無限に利益や資源を生み出し続けるもの」を指す慣用句・ことわざ的な比喩としても定着しています。何もないところから価値を創出する奇跡的な存在を形容する際に持ち出されるケースが目立ちます。