ネット上の情報掲示板やSNSでは、信州大学の卒業式に関して幾つかの誤認が見受けられます。現場でのトラブルを未然に防ぐため、代表的な3つの誤解を正しておきます。
第1の誤解は、「ビッグハットの式典で学部長から直接卒業証書を受け取れる」という思い込みです。全体式典で登壇して受領するのは、各学部・研究科の「総代(代表学生)」のみです。その他の全学生は、前述の通り各所へ移動して個別の学位記受領に臨むことになります。保護者が「我が子が証書を受け取る瞬間」を間近で撮影したい場合は、全体式典ではなく各学部の個別伝達式の実施可否および保護者立ち入り条件を確認しなければなりません。
第2の誤解は、「車で会場近くまで送迎すれば問題ない」という認識です。ビッグハット周辺の幹線道路(国道18号線や県道372号線)では、送迎車による駐停車が厳重に制限されており、警察官や警備員による誘導が行われます。「乗り降りのための数分間」の停車が合流部での追突事故や長蛇の渋滞を招くため、大学公式からも私有車による会場周辺への進入自粛が強く呼びかけられています。
第3の誤解は、「保護者席はどこからでも我が子の晴れ姿が肉眼で確認できる」という幻想です。ビッグハットのアリーナ席には数千人の卒業生が密集しており、同じような黒スーツや色鮮やかな袴姿が並ぶ中から特定の人物をスタンド席から識別するのは至難の業です。オペラグラスを持参するか、あらかじめ本人が座るエリア(学科ごとの座席配置図は当日掲示)をスマートフォンで共有しておく緻密な連携が不可欠です。