ニュースで「震源地は千葉県東方沖、震源の深さは約40km」というアナウンスを聞いたとき、その数字が意味する真のリスクを即座にイメージできているでしょうか。
一般に混同されがちな「マグニチュード(M)」と「震度」ですが、前者は地震そのものが持つエネルギーの規模を表す尺度であり、後者は私たちが立つその場所での揺れの強さを指します。どれほどマグニチュードが大きい巨大地震であっても、震源地が極めて深ければ地表での揺れは比較的小さく収まる場合があります。反対に、マグニチュード自体はM4〜M5程度と小さくても、震源地が地表に近い浅い場所であれば、震源の真上に位置するエリアでは足元から突き上げるような激しい揺れに見舞われます。速報画面で目にする「深さ」の数値は、避難行動の緊急度を判断するうえで極めて重要な指標なのです。