この街を語る上で絶対に外せないのが、漫画家・青柳裕介の名作コミックおよび映画『土佐の一本釣り』の存在だ。気骨ある漁師たちの生き様と、それを温かく包み込む久礼の街並みがリアルに描かれ、一躍全国にその名を知らしめた。今なおアーケードには当時の面影が色濃く残っている。
その情緒あふれる佇まいはNHKのドキュメンタリー番組などでも度々特集され、近年では国内外の有名クリエイターがYouTubeで市場の魅力を発信したことから、若年層や外国人観光客の訪問も急増している。昭和のレトロな風情と最先端のトレンドが交差する独特の熱気が、人々を惹きつけて止まない。