かつては「地元の知る人ぞ知る名店」だったが、今や国内のみならず海外の旅人にもその名が知れ渡った。理由の筆頭にあがるのが、圧倒的なコストパフォーマンスと鮮度の高さだ。八重山諸島近海で揚がる生本マグロを贅沢に使った料理は、東京や大阪の高級鮨店にも引けを取らない品質を、驚くほどの良心価格で提供している。
2026年現在、石垣島への観光客数はパンデミック前を完全に上回り、通年で混雑が続く。その結果、需要と供給のバランスは限界に達し、数カ月前から予約枠をめぐる壮絶なバトルが繰り広げられることとなった。一度体験した客が「次回も絶対に来たい」とリピーター化する循環が、予約困難さに拍車をかけている。