近年の液晶テレビは薄型化と大画面化が著しく進み、インテリアとしてはスマートになった反面、重心が高く前方への衝撃に弱い構造へと変化した。小さな子供が体重をかけて画面を押したり、下部のスタンドを揺らしたりするだけで、大人の想像を超える易しさでバランスを崩してしまう。
消費者庁や日本小児科学会が定期的に警鐘を鳴らしているように、室内における家具や家電の倒壊は、重傷事故に直結しやすい。特に1年前後の乳幼児は頭部が重く、とっさに手を突いて身を守る反射神経が未発達だ。倒れてきた本体の下敷きになれば、擦り傷程度では済まない。さらに液晶パネルが割れた場合、鋭利なプラスチックやガラスの破片が散乱し、二次被害を招く事態も想定される。家庭内事故防止の観点から見ても、テレビ周辺の防護ガード設置は決してオーバーな過保護などではない。