「カナヘビ」という名称から、「ヘビの一種なのか」と誤解されるケースが少なくありません。しかし、カナヘビはれっきとした有脚の爬虫類であり、トカゲ亜目に属します。
カナヘビの語源には諸説ありますが、古語で「可愛いらしいヘビ」を意味する「愛蛇(カナヘビ)」から転じたという説や、細長い尾をくねらせて走る姿がヘビを連想させたことに由来するという説が有力です。足が退化しておらず、4本の四肢で軽快に駆け回ります。
さらに、初心者が混同しやすいのが「ヤモリ」と「イモリ」です。この2種は漢字表記や生態を知ることで明確に整理できます。
【ニホンヤモリ(家守・屋守)】:
爬虫類。人家の壁や窓ガラスに吸盤状の指(指下板)を使って垂直に張り付き、夜間に灯火へ集まる蛾などの昆虫を捕食します。体色は周囲に合わせて白っぽく変化し、乾燥した陸上で生活します。
【アカハライモリ(井守)】:
両生類(カエルやサンショウウオの仲間)。田んぼや小川、池などの水辺に生息します。ウロコはなく皮膚は湿っており、お腹が鮮やかな赤色と黒の斑点模様になっているのが最大の特徴です。フグと同じテトロドトキシンという毒素を皮膚に微量に持っています。