かねてより日本のテレビ業界の構造的欠陥を鋭く指摘してきた世界の北野武は、国内市場だけに依存する姿勢に強い危機感を抱き続けている。内輪ノリと内向きな自主規制に終始してきた日本のテレビ放送業は、世界のグローバル市場から大きく取り残されてしまった。
世界のエンターテインメント産業では、国境を超えて評価されるストーリーテリングと高度な映像表現が要求される。ガラパゴス化した国内テレビマーケットに固執してきた日本のエンタメ界が、世界基準のプラットフォームに対応できなければ、本当の意味で衰退を迎えることになる。北野の指摘は、過渡期を迎えた日本のエンタメ関係者への深刻な警告と言える。