彼のキャリアを語る上で欠かせないのが、その変幻自在なカメレオンぶりだ。かつて一世を風靡したCM『au三太郎シリーズ』の一寸法師役で全国的な知名度を得たが、彼の本質は単なるお茶工場のムードメーカーにとどまらない。
大阪芸術大学で映像学科を専攻し、在学中から自らカメラを回していた経験が、彼の演技に深い立体感を与えている。演者としてフレームの中に立ちつつも、客観的な監督の視点で空間全体を捉えているのだ。だからこそ、どんなに突飛なキャラクターであっても、一瞬で「現実に存在しそうなリアリティ」を纏わせることができる。