バブル全盛期からその終焉にかけて、日本中を空前のダンスブームが包み込んだ。その中心地にいたのが、高級ディスコの代名詞たるマハラジャや、ジュリ扇ブームで社会現象となったジュリアナ東京である。彼はこれらの伝説的店舗でメインDJやリミックスを手掛け、フロアの熱気を極限まで高める凄腕DJとして名を馳せた。
当時の彼は、レザージャケットを羽織り、長髪をなびかせたクールな佇まいでブースに立っていた。現在おなじみのサングラス姿ではなく、鋭い視線でフロアを見渡すそのビジュアルは、まさにディスコシーンのカリスマ。圧倒的な選曲センスとミックス技術で、夜な夜な集まる若者たちを熱狂の渦へと巻き込んでいったのだ。