明治34(1901)年の創業以来、横浜元町で外国人向けの絹織物やレース製品の販売からスタートした歴史を持つ株式会社近沢レース店。伝統を守りながらも、時代の変化に応じてしなやかに変化を遂げてきた背景には、経営陣の妥協なき情熱がある。現社長である近沢重行氏は、レースという古き良き工芸品を「敷居の高いアンティーク」に閉じ込めるのではなく、現代の日常に溶け込ませるプロダクト改革を牽引してきた。
「お客様が手にした瞬間に笑顔になれるか」「日常生活の中で使って楽しめるか」という問いが、同社の製品開発の核にある。伝統的な技術や品質基準を一切落とすことなく、クスッと笑えるモチーフやポップなカルチャーとの融合に挑み続ける姿勢。老舗だからこそ可能な高い品質保証と、老舗らしからぬ柔軟な発想のバランスが、今日の爆発的なブランド再躍進を支えるエンジンとなっている。