従来、同窓会といえば有志の幹事が名簿を整理し、会場を手配し、欠席者の取りまとめを行うのが一般的であった。しかし幹事自身の負担増大や、個人の連絡先を特定することの困難さから、近年急速に利用を伸ばしているのが同窓会幹事代行サービスだ。プロの業者が招待状の送受信やウェブ上の案内ページの開設、当日の進行までを一括して請け負うスタイルが定着しつつある。
この同窓会幹事代行サービスの普及は、同窓会のあり方そのものを変容させた。幹事という「個人」からの個人的な熱意や義理による誘いではなく、システム化されたビジネスとしての案内が届くことで、受け取る側も「義理で参加する」という感覚を薄めやすくなった。プライベートな人間関係を商用的なイベントとして冷ややかに捉える卒業生が増えたことも、不参加を決断しやすくさせている一因と言える。