電源なしでなぜ温度キープ?注目の常温保冷剤の仕組みと選び方を徹底解説

電源なしでなぜ温度キープ?注目の常温保冷剤の仕組みと選び方を徹底解説

電源なしでなぜ温度キープ?注目の常温保冷剤の仕組みと選び方を徹底解説に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

なぜ電気も使わずに特定の温度をピンポイントでキープできるのか。その秘密は、特定の温度で液体から固体へと相変化を起こす「潜熱蓄熱材(PCM)」の物理特性にある。

物質が状態を変える瞬間、周囲の熱を吸収または放出するため、そのプロセスが完了するまで温度が変化しない。この原理を極限まで高めたのが常温保冷剤だ。例えば20℃設定の素材であれば、外気温が35℃の猛暑であろうと、周囲の熱をグングン吸収しながら20℃の平面状態をキープし続ける。

業界団体の日本保冷剤工業会で技術監修にも携わる専門家の松本和男氏は、「保冷剤=冷やすものという従来の概念を捨てるべきだ。外部の熱変動から中身を守る『熱の防波堤』と捉えるのが正解だろう。氷のように冷やしすぎて傷めるリスクがゼロになる点こそ、最大のイノベーションだ」と指摘する。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。