一方、渦中の人となった冨永愛の立ち振る舞いは、日本中を感嘆させた。騒動発覚後、情報番組の生放送に出演した彼女は、取り乱すことなく冷静かつ毅然とした口調で質問に答えた。「彼は悪い人ではないけれど、あまりにも人間として未熟だった」という旨を語り、相手を過剰に攻撃することなく、かといって自身を被害者として安易に売ることも受容しない姿勢を示したのだ。
モデルとしての凛とした立ち姿と、一人の母親・女性としての自立心が見事に同居したその対応は、過熱するメディアの報道加熱に冷水を浴びせる格好となった。ゴシップの渦に巻き込まれながらも、自身の尊厳を一切損なわなかった彼女の知性とタフさは、怪我の功名とも言える形で彼女の好感度と評価を世界的なレベルで再確立することに繋がった。